公務員看護師とは、国や地方公共団体で働く看護師のことです。
公務員といっても、看護師には公務員試験は必要ありません。
看護師免許を持っていれば、対象の病院に採用されることで公務員看護師になることができます。
採用試験は、小論文、面接、適性検査である場合がほとんどで、一部、筆記試験を実施している職場があります。
看護師ではなく、なぜ公務員看護師になりたいのかを明確にしておくと良いでしょう。
公務員看護師は、長く働くほど年収も上がり、退職金も高いため、民間の病院に勤める看護師よりも生涯年収が高くなります。
1週間の勤務時間が決められており、超過すると管理者が罰せられるので、きちんと休日を取ることができます。
担当の看護師を決めることで新人教育が行き届き、看護師としてのスキルを磨くための研修制度が整った病院の選択肢も充実しています。
一方、公務員は途中で辞めることを想定されていないため、雇用保険に加入することができません。
従って、退職しても失業保険を受けられず、再就職の際の再就職手当も受け取ることができません。
公務員ですから、他の仕事を掛け持ちすることはできません。
体質が古く、年功序列で能力よりも年齢や勤務年数で仕事が評価されます。
公務員看護師として長く働いている人が多いため、採用は少なめです。
毎年4月の一括採用が多く、募集は前年の3月から6月ごろになります。
各自治体の募集要項をサイトで確認し、募集内容を精査した上で受験しましょう。